新型コロナウイルスが猛威をふるう昨今、マスクはしていてもゴーグルはしていないという人も多い。
実は飛沫感染対策にはゴーグルは必須。
感染すると2割は確実に入院が必要(2020年のはじめには)となっていた新型コロナウイルス対策に、マスクだけでは不十分だ。
マスクだけで充分なのだろうか?と不安な方は参考にしてほしい。
ゴーグル+マスクは飛沫対策に最低限必要
日本眼科医会が令和2年3月25日付で眼科学校医向けに出している
「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた学校保健安全法に基づく児童生徒等の健康診断の実施等に係る対応について」
という文書がある。この中で防護具の一番少ない例として
- メガネ(ゴーグル)+サージカルマスク
が書かれているが、マスクのみという例は書かれていない。
要するにゴーグルとマスクは最低限の装備ということ。
これは医師向けに書かれている文書なので、普通の人はそこまで必要ではないのでは?という意見もあるかもしれない。
だが不特定多数の人と間近に対面することのある接客業の方にとっては、とても参考になるのではないか。
突然前の人がせき込んだりすることもあるだろうし、コワいよね。
✅目薬 ワンポイント指導 #OTC
— 鈴木伸悟(薬剤師 OTC薬のすすめ方) (@pharmacist_OTC) April 1, 2020
市販の目薬を購入されるお客様には、目を直接手で触ったり、かいたりしないように最近は特に指導しています。
本日から私は感染対策としてゴーグルを着用しています。#薬局 #OTC薬 #薬剤師 #登録販売者 #セルフメディケーション pic.twitter.com/XcyLNP383c
ゴーグル(メガネ)はそんなに品薄ではない
マスクは日本中で品薄ではあるが、幸いなことにゴーグルは現在そこまで品薄になってはいない。
この新型コロナウイルスは長期戦になると予想されているので、目からの感染対策グッズを買っておいた方が安心だろう。
目からのマイクロ飛沫感染予防の為、職場の病院で眼鏡の装着が推奨&義務付けられました。
— E嬢 – オタクの引きこもり系ミニマリスト (@e_jyou) March 31, 2020
眼鏡持っていない場合ゴーグルを支給されそうだったので|д゚;)!!
とある医療従事ミニマリストが予想外に今年持ってて良かった物1位です☻
意外と高防護力なので外出時に装着お勧め致します◎#ミニマリスト pic.twitter.com/RqCMUXoA3g
ちなみに自分は花粉症なので、花粉用のゴーグルで乗り切りたいと思っている。
おそらく花粉対策のゴーグルでも一定の効果があると思われる。
なぜなら、先ほど挙げた日本眼科医会が出している文書の中で『メガネ(ゴーグル)』と書かれていたため。
「メガネ」は人から直接飛んでくる飛沫を防ぐ効果を狙っているという事だろう。
眼からの感染のリスクが高くなる
今日はN95とゴーグルとシールドで診療しました。診療後は顔に跡がクッキリつきます。毎日続くとかぶれるだろうと思います。シールドには飛沫がたっぷり飛んでいます。(当たり前だが。)
— うめぼしハマーン (@cnrito) March 31, 2020
歯科診療における新型コロナ感染リスクは、医療従事者・患者ともに高いです。できれば通院は、延期してください🙌 pic.twitter.com/4diLnsWxFY
眼は粘膜が直接外に出ている部分なので、飛沫が飛んできたときに守るものがない。
だから感染リスクが高い部位。
人から出る飛沫からの感染を予防するためには、ゴーグルが必須だ。
空気中にただよう㎛(マイクロメートル)の大きさのウイルスを避けるのが主目的ではない。(もちろん少しは防げるだろう)
ちなみに
- マスク
- ゴーグル
- フェイスシールド
- ガウン
- 手袋
- キャップ
などの、個人防護具をPPE(Personal Protective Equipment)といったりする。
いずれにしても、いまならゴーグルはそこまで労せずして買う事ができるので、心配な方は家族用含めて買っておいた方が安心だろう。
ゴーグルで飛沫感染を防ぎたい
メガネで良いんじゃ?なぜゴーグルなの?というのにも理由がある。
医療従事者向けのサイトだがSARAYAのサイトにこんな文があった。
手袋やマスクに比べて、ゴーグルやフェイスシールドなど眼粘膜の防御は認識が薄い傾向があります。しかし眼は粘膜が露出しており、感染性物質の曝露により感染するリスクが健常皮膚に比べて高くなります。そのため、湿性生体物質が飛散する可能性のある処置を行う際は、ゴーグルやフェイスシールドなどで眼粘膜を防護する必要があります。なお、視力矯正用のメガネやコンタクトレンズでは湿性生体物質を防御することはできません。
サラヤ株式会社の医療従事者向けサイト
つまり、メガネではかなり心もとないのだ。
してないよりはメガネの方が良いだろうけど、やはりゴーグルの方が威力は強いだろう。
電車に乗っている時なんかに突然前の人が、「ゴホゴホ」とやりだしたら、眼で目視できないくらいの飛沫とかありそうだからね。
用心しておきたいもの。
ゴーグル
- メガネをしたままかけられるANSI規格のゴーグル
- 密閉型のANSI規格のゴーグル
花粉対策用の眼鏡
ゴーグルを日常的につけるには抵抗があるという人には花粉対策用の眼鏡が良いと思う。
直接的な飛沫を防ぐには一定の効果があると思われるので。
「JINS」や「Zoff」であればかなり3,000円程度の安い価格で花粉対策用のメガネが売っている。
しかもオンラインショップで買えるのでウレシイところ。
もちろん度付きのメガネも買える。
そして子供用のメガネも注文できるところが良いところ。
子供同士って距離が近いからね。すごく心配。
ノーマルな活動でも濃厚接触してるので、けっこうリスクが高い気がする。
以上、飛沫感染予防にはゴーグルも必要 という話しでした。
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