最近少なくなったと思うけど、日本は財政破綻する危険があるから増税しないと!ってしきりに言われていたよね。
日本が財政破綻の危機って全部ウソらしいけど、どう思う?
実は最近本を読んだ。
「5年以内に日本が財政破綻する確率は1%未満だ」
というのは高橋洋一氏の「 消費増税」は嘘ばかり という本の中に書いてある。
CDS(経営破綻に関する保険)から計算したとのこと。具体的に数字でパーセントを出しているところがおもしろいってか素晴らしい!
リスクを数字で表してくれる人なんてなかなかいないよね?さすが東大数学科。
もちろんこれが絶対正しいのかどうかはわからないが、それなりに説得力あるのではないか?
消費増税が今年の10月に近づいて来たが「消費税増税にはイヤだなぁ、でも国が厳しいなら仕方ないか」ってくらいだったオレ。
本読んだら何にも知らないと簡単にダマされるんだなと改めて思った次第。いろんな意味で、どっちにもダマされそうだよ。
しかしこの人、結構前からこんなこと言ってたような気がするけど、まだしきりに言っていて本まで出しているのに、消費税増税になってるってことは
日本の財政は健全です。と言う意見は全然受け入れられてないらしいな。
政府や新聞が言っているのだからウソじゃないだろう?というのは幻想
財政破綻しそうだ、ということにしたいのはどうやら財務省らしい。
極悪じゃないですか!ホントはあるくせに
「金ないんで、ちょっと金貸して」
って言って絶対返さないヤツと、やってること一緒じゃんよ。
しかも税金だから断れない。
だけど、
「新聞でも本屋にある本でも財政破綻するぞ、するぞっていう物がいかにもエラそうな大学の先生によって書かれていたりするのを見たことあるんだけど、あれはどういうことなの?」
って思ったりしないか?
本とか新聞ってちゃんと調べて書いているだろうに!
と、思うはず。
これが笑っちゃうくらい簡単な話しで、
- 新聞社は会計に関して分析する能力が全くない
- 財務省が言ったことを、そのまま記事にしている
- 財務省のポチの、いわゆる御用学者使っている
ってことらしい。笑っちゃわないか?おいおいマジかよ?
でもさ、
「財政は健全だって言っているのって高橋洋一さんだけじゃないの?」
って思ったりはするよね。
「日本って借金だらけらしいし、危なそうな感じするけどなぁ」
って思うのはオレだけじゃないはずだ。
だが、やっぱり健全でしたという証拠がある。
IMF(国際通貨基金)のレポートでウソがばれた
詳しくはぜひとも高橋洋一氏の本を読んでもらいたいが、2018年10月のIMFが発表したレポートに日本が保有する資産が非常に多いことが書いてある。
上の国別GDP比グラフのJapanのとこ見てね(関係ないけどノルウェーのGDP比資産すごくね?)。
日本は真ん中からやや左のあたりだよ。
早い話、金持ちがたくさん借金してるのと、資産の無いヤツがたくさん借金しているのとではワケが違うでしょって話し。
もちろん財務省は資産を簡単に売れないので財務状況がヤバいよって言ってんだが、日本の資産のうち、金融資産(売りやすい)は資産の約半分という事がIMFのレポートに書いてある。
上のグラフで見てね(financial assetsは金融資産の意味だよ)。
今までの聞いてた「財政ヤバいから増税な!よろしく!」の話しは何だったの??
おいおいちょっと待ってよ、と憤りを感じてしまう。
ちなみに日本の純資産(負債と資産の差)はほぼゼロ(ちょっとマイナス)と書いてある。(上のグラフのNet worthの黒丸のとこ見てね)
「え? ゼロくらいで済んでるの?」
「借金まみれで大幅にマイナスなんじゃないの?!」
って思ってたわ、全然違うのね。
「もしかして、オレだけがバカで無知でデベソなの?」(デベソは関係ないが)
って感じたのだが、おそらく多くの日本国民は日本の純資産は大幅にマイナスになっているんだろうと勝手に思っていると思う。
貴方どう?知ってた?
新聞には日本の資産についてどう書いている?
毎日新聞は2019年2月の時点の記事で
「2018年末の国の借金1100兆円、一人当たり871万円」と報じている。
まぁ間違いないんだろうけどミスリードだろ、と感じさせる。
これは財務省がこういう発表をするから素直にそのまま載せてるらしい。
財務省が知られたくないデータは隠したい放題のやりたい放題ということはわかる。
「なんでこういうミスリードすんの?」
って思うのだが、理由は
- 経済関係の政策のニュースを財務省からもらえなくなるので言いなり
- 会計の知識がなく「こういうデータはこういう事だ」と書く能力がない
ということなんだそうだ。
結局それなのね。笑えない!
ニュース原稿を高橋洋一氏が書いたなんて事まで本に載ってたよ。
ヤバいね新聞屋さん。
「まさか、日経新聞くらいはもう少し突っ込んだこと書いてるんだろ??」
なんて期待したオレがバカで、日経新聞もドイヒーだそうだ。
日経新聞を買うのをやめたくなる。あんま読んでないけど。
「日経新聞は駅のごみ箱から拾う事にしたよ(笑)!」
高橋洋一氏に反論している人も、もちろんいる
問題は財政破綻の危機なのか、全然そんなんじゃないのかって事。
結局どっちなのよ?
3年前だが2016年の1月に吉田繁治氏が書いている記事がある。
内容は要するに高橋氏の言っているようなことは間違っているという事だ。今回の話しはやっぱりずいぶん前からやりあってんのね。
吉田氏が言ってるは、1000兆円の国の負債がチャラになる方法あるなんていうのはインフレ目標達成した後に金利が上がって、出口戦略的のときにダメになっちゃうじゃんって話し。
その後のことを、高橋氏は考えて無いじゃんっていうことだ。それもわかる気がする。でもインフレ目標達成したあとは、また違うやり方するだろふつう(ボソッ)。
問題は借金が膨大だと煽って、増税するのがオカシイってとこだと思うけど…。
しかしそれよりも何よりも、本題と関係ないけど絶望的に説明が読みづらいんだよ、この吉田さんの記事。
いや、絶望的にオレがバカなだけかもしれない。。。
バカなオレには理解しづらい、 しかも最後の質問の答えが「あなたも考えてみてください」って。
オレ、、バカだからわかんないよ(´;ω;`)ウッ…
ゴメンね吉田氏。
ということで結局、何が何やらわからなかったが、よくわかったことが一つある。
高橋氏の方が説明が解りやすい。
「わかりやすい。だから正しい。」という意味では決してないが、わかりやすい人の話しの方を人は聞くものだと思う。
さて、それで高橋洋一氏が書いているであろうnoteがまたさらに解りやすい事書いていたので貼ってしまおう。
感動的に読む価値のあるnoteだ。
と思った。
そんなこんな色々読んで感じたのは、経済の政策を決める時のモデルというのはこんなにフワッとした「あれが良いかもしれないし、これが良いかもしれない。たぶんこうなるんじゃ?」っていうフンワリした話しではホントは無いみたい。
経済学は数式での計算が重要なんだけど(マクロとか)、それがちゃんとできる人って経済学者でも少ないってのが現実ってのが驚き。
数式なんてチンプンカンプンなくせにエラそうな人が、「あれが良い」とか「これが良い」とか言ってたら、そりゃワケワカメになるよね。
算数すら苦手なオレが言えるような事ではないけど。
それは置いておいて、吉田繁治さんも人口の減少についての話し書いてある本とか、オレにも少しは解る話を書いてくれている。
たぶん頭の良い理解力のある人には人気なのであろう。興味あったら読んでみてほしい(宣伝ヘタッ)。
ということで、以上 日本の財政破綻の確率は5年以内で1%以下 財政破綻するする詐欺なのか? という話しでした。
ま、破綻しないね。
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