2023年6月の貿易収支が黒字になったという。
貿易収支が黒字かどうかというのは、いわゆる国力には特に影響ないと思っているが、為替相場への影響が気になる。
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2023_06.pdf
貿易収支が黒字という事は、為替相場の実需のドル買いの勢いも弱まりそうな気がするが、実際どうなのだろうという事でチャートを確認してみる。
ドル円6月は上がったが、7月は下がるのでは?
6月のドル円の相場は
始値139.336 終値144.280
その差 4.944円
要するに6月は5円弱の上昇だったわけだ。
これだけ見ると、貿易収支の黒字化はドル円の動向には関係ないような気もするが、貿易の支払いがスグに起きるわけではないだろうという事を考えると7月のドル円相場も注目しておきたいところ。
輸入が減ったものとしては原油、石炭、天然ガスが3割以上減っているので、これらの決済のタイミングが重要だと思う。
決済は取引からどのくらい後になるものなのか知っている人いたら教えてくれ。
さて、2023年7月20日のドル円の終値は140.071で
7月の始値144.260からもう既に4.189円下がっている。
個人的には6月の貿易収支の影響が出ているのでは?と考えてもいる。
今後はどうなのかわからないけどこのまま黒字が続くようであれば、実需の力強いドル買いの勢いは弱くなると思うし、ドル円をひたすらロングしてきた戦法を変えなくてはならない気がしている。
問題はどこで、またはいつドル円をショートに転換するのか?だ。
なのだが、タイミングはわからないから機械的に朝に売って、夜に買い戻そうかと思っている。
ドル円ロングと違って持ちっぱなしはスワップの関係でやりたくない。
経済指標でドル円が売られるか、株を言い訳に売られるか
ドル円と相関関係にあるアメリカの長期金利が下がる感じはないものの、アメリカの株安と日本の株安が起こればやっぱりドル円も下がると思うので、秋くらいまでは下目線で考えたい。
とはいえアメリカと日本の金利差があるので、やっぱり秋以降は上目線なのではないかと思っている。
その間に日本の貿易収支についても何カ月間か結果が出ているであろうし、改めて方向性を見極めていきたいと思っている。
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